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旅のワクワク感演出…公団ゴシックが今熱い!!

  • 執筆者の写真: うらのりょうた
    うらのりょうた
  • 2019年9月18日
  • 読了時間: 2分

【今回のテーマ:公団ゴシック】

1963年、日本で初めての高速道路である名神高速道路が開通したときから、標識に使用されてきた「公団ゴシック」。ドライバーの安全を守るため、「遠く離れていても、速度が出ていても、視認性が高くなければならない」という熱い思いで誕生した独自のフォントです。枠一杯をビッチリと使い、視認性を高めています。直線的ですが、ハネなどが省略されているため、優しくて温かみがあり、旅行の非日常感やワクワク感を演出してくれます。


視認性を少しでも向上させるために、一文字一文字が職人の手作りです。たとえば、豊中や豊田の「豊」は「豆」の部分が省略されています。また、京都の「都」は「ノ」の部分が省略されています。さらに、東京の2文字に含まれる2つの「口」は天地を揃えているというこだわりよう。そのため、驚くことに京都の「京」と、東京の「京」は同じではないのです。


そのほか、三鷹の「鷹」も、しっかり「鷹」と読めますが、よく見るとかなり簡略化されています。


とてもユニークで奥が深い公団フォントですが、2005年に日本道路公団が民営化されてからは絶滅の危機に瀕しています。統一感に欠ける、誤字との指摘がある、製作の手間がかかるなどの理由から順次ヒラギノゴシックに移行中なのです。市販のフォントであれば統一感があり、製作の手間も省けます。「寂しい」という声も多く、ネットでは個人が公団ゴシックを模倣して製作した「GD-高速道路ゴシックJA-OTF」が無料で配布されています。

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