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北山村〜日本唯一の飛び地自治体〜

  • 執筆者の写真: うらのりょうた
    うらのりょうた
  • 2019年5月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月15日

北山村(きたやまむら)は「日本唯一の飛び地自治体」という地理マニアをそそる肩書きを持つまちです。奈良県と三重県に囲まれる、和歌山県唯一の村です。人口は400人程度と、全国トップクラスの少なさです。

さて、今回は、もちろん飛び地の理由に迫ります。北山村では、古くから木材を特産品としてきました。商品は2日~3日かけて筏で瀞峡など険しい北山川を下って新宮市で売りさばかれました。厳しい労働環境から、高収入だったそうですが、新宮市で豪遊して帰るために、北山村に帰った頃にはすっからかんだったとか。1889年、廃藩置県で新宮市が和歌山県になると、北山村は迷わず和歌山県の自治体になる道を選びました。北山村と新宮市の絆が感じられるエピソードです。


北山村の現在の特産品は柑橘類のじゃばらです。北山村が原産です。近年、花粉症に効くことが明らかになり、売り上げが伸びまちの主産業に成長しています。

北山村の革新的取り組みが「村ぶろ」。日本初、自治体が運営するブログポータルサイトです。村長アイデアではじまりました。村の情報発信、会員同士の交流が行われ、バーチャル村民は実際の村民をはるかに凌ぐ6000人以上を数えました。さらには、バーチャル村民が実際に村にやってくるという好循環が生まれました(2018年6月1日をもちサービスは終了してしまいました)。


北山村へはクルマで過酷な道を乗り越えてきたため、北山村に入った際には達成感がありました。北山川は綺麗すぎて鏡のように反射していました。昔のシャープ・アクオスのCMのようです。北山村に来たからには、筏下りをしたかったのですが、1日数便、しかも昼には最終便が出てしまうので、兵庫県を7時くらいに出てもまったく間に合いませんでした。いつか筏にも乗ってみたいです。道の駅おくとろでは北山川の絶景を観ながら温泉に浸かりました。近くには吊り橋などちょっとした観光スポットもあります。





Commentaires


日本1718景とは

「私のまちは何もないよ」

自己紹介でよく聞くセリフです。
大学時代、この言葉に違和感を覚えたことを

きっかけに12年かけて日本を踏破。

すべてのまちに魅力があるはずだし、

すべての人がまちに誇りを持ってほしい。
知らないまちを知ったり訪れるキッカケをつくり、
日本の津々浦々が盛りあがるようにー

そんな願いから、このサイトができました。

 

コンセプトは

1分で読める全市町村観光サイト。

では、みなさま、よい旅を。

 

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