怖くない!天理市〜天理教の宗教都市〜
- うらのりょうた
- 2021年12月1日
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市名に宗教団体の名称が使われている唯一のまち、天理市(てんりし)。

宗教団体に限らず、私的団体を由来とする市名はほかに愛知県豊田市しかありません。過去には金光教が拠点を置く岡山県金光町が存在しましたが、現在は浅口市となり消滅しています。

天理市には「政教分離に反しているのではないか」、「宗教にまちごと乗っ取られるのではないか」といった意見も寄せられます。しかしながら、1954年に市制を施行する際、天理教は「山辺市」を推薦していました。天理教徒が天理市の市名を「山辺市」に変更するように裁判を起こしたこともあります。理由は天理市民が全員天理教徒であるかのような誤解を招くから。また、天理教は市長選挙や市議会議員選挙に候補者を立てない方針をとっています。さらに、宗教施設は固定資産税が非課税になることから、多額の寄付も行なうなど市の発展に貢献してきました。

日本式でも中国式でもない、独創的な建物が立ち並ぶ光景は圧巻。天理本通りには神具店や仏具店、おみやげ屋が多く立ち並んでいました。法被を着た人々がハキハキとあいさつしてくれたり、朝から熱心に掃き掃除をしていたり、街角で熱心に布教活動をしていたり。まちあるきをしてみるのも面白いです。



屋台を発祥とし、「天スタ」という愛称で親しまれる天理スタミナラーメン。ピリ辛で濃厚なスープと炒めた白菜、豚肉、ニラなどがよく合います。系統としてはキムチ鍋などと似ているような気がしました。

大学の後輩と中華食堂で食べた宮崎風チキン南蛮のキャッチコピーは「食べたらやみつき人間」。

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