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万博開幕!日本開催は何度目?EXPO2027も日本!?

  • 執筆者の写真: うらのりょうた
    うらのりょうた
  • 4月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月19日




祝大阪・関西万博開幕の1か月前。2025年3月、神奈川県横浜市のみなとみらい線に乗っていると衝撃の光景が目に飛び込んできました。なんと電車内が「EXPO 2027」と大きく書かれた広告でジャックされていたのです。私はタイムスリップしてしまったのか?何かに化かされているのか?いったいこれはどういうことだ?


なんと、横浜市では2027年に国際園芸博覧会、通称グリーンエキスポが開催されるのです。これは、博覧会国際事務局(BIE)が認めたれっきとした万博。この博覧会は、花や緑、農や食、大地や交流をテーマに、世界の園芸文化を紹介するイベントです。 会場は、2015年に米軍から返還された旧上瀬谷(かみせや)通信施設跡地で、約242ヘクタールの広大な敷地に70カ国・国際機関の出展を目指しています。 開催期間中の来場者数は1500万人以上を見込んでいます。


2025年の万博開幕直前のタイミングでの広告はさすがに混乱してしまいました。日本国内の調和が取れていないというか。ちょっと温度差があるなと感じました。大阪万博の時は大阪、横浜万博の時は横浜を思いっきり日本全体で盛り上げられたら良いと思うのですが…!


先ほども触れましたが、万博は博覧会国際事務局(BIE)によって認められた国際的なイベントです。


では、問題です。日本では、これまでに何回万博が開催されているでしょうか。


正解は5回。


80年代から90年代の地方博覧会ブームの最中、まちびらきに合わせて開催した1981年の兵庫県神戸市ポートアイランド、1989年の神奈川県横浜市みなとみらいなどはまた別。


ここからは過去5回の万博を振り返ります。


1970年 日本万国博覧会(大阪万博)

開催地:大阪府吹田市

テーマ:「人類の進歩と調和」

日本で初めて開催された万博で大成功を収めました。万博は都市開発の契機になります。北大阪急行電鉄が開通したほか、「名神高速道路」と「近畿自動車道」を結ぶ「吹田インターチェンジ(IC)」が誕生しました。


1975年〜76年 沖縄国際海洋博覧会(海洋博)

開催地:沖縄県本部町

テーマ:「海ーその望ましい未来」

1972年の沖縄返還、沖縄県の日本本土復帰記念事業として開催された海がテーマの博覧会。跡地には美ら海水族館があります。


1985年 国際科学技術博覧会(つくば万博)

開催地:茨城県つくば市

テーマ:「人間・居住・環境と科学技術」

今の日本の科学技術の原点ともいえる万博。日本に科学ブームを巻き起こし、谷田部町(やたべまち)、現在のつくば市=科学都市のイメージを確立しました。


1990年 国際花と緑の博覧会(花博)

開催地:大阪府大阪市

テーマ:「自然と人間との共生」

お花畑でしょ?と思いきや、国内で大小数々のイベントが催されたバブル期でも最大規模のイベント。開幕2日目にウォーターライドで24名が重軽傷する事故が起きたそうですが、最終的には来場者数2312万人と特別博覧会史上最高を記録したそうです。五輪や万博では税金の無駄遣いや工事中の事故、工期遅れなどネガティブな声も多いですが、終わってみれば成功というケースもあるようです。


2005年 日本国際博覧会(愛・地球博)

開催地:愛知県長久手市

テーマ:「自然の叡智」

「開発型」「国威発揚型」の万博をからの転機になったとされています。


2025年 日本国際博覧会(大阪・関西万博)

開催地:大阪府大阪市

テーマ:「いのち輝く未来社会のデザイン」


ちなみに、日本で最初に万博開催を目指したのは1940年東京と横浜の「紀元二千六百年記念日本万国博覧会」。日本建国2600年という節目と関東大震災からの復興をアピールする目的でした。戦争の激化で開催されませんでしたが、"幻の入場券"は1970年大阪万博や愛・知万博でも使用が認められ、なんと今回の2025年大阪・関西万博でも使用できる予定だそうです。果たして使用する猛者は現れるのか!?


【参考文献】


〝幻の万博〟入場券 2025年も使える?(古今東西万博考)

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