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塩谷町〜尚仁沢湧水のまち〜

  • 執筆者の写真: うらのりょうた
    うらのりょうた
  • 2019年11月21日
  • 読了時間: 2分

更新日:3月26日

ちゃんとしおや!塩谷町(しおやまち)は尚仁沢湧水(しょうじんざわゆうすい)のまちです。栃木県塩谷町と矢板市の境界に湧き、名水百選にも選ばれています。


しかし、辺りの様子が少しおかしいです。「モラルを守ろう」、「マナーを守ろう」、「水の積み過ぎは重大事故につながります」と警告の看板が目立ちます。湧水までやってくると、業者のような人たちが大きなタンクをいくつも並べ、せっせと水を汲んでいます。なるほど、これでは観光客は近づけません。いくら待っても順番を代わってもらえなかったので、こちらから「私たちにも少し水を飲ませていただいてもいいですか」とお願いする羽目に。あまり良い気分ではありません(湧水自体は澄み渡っていてとても美味しかったです)。まちの自慢の観光名所がこのようになっているのは残念で仕方ありません。

しかし、それよりさらに目についたものがあります。「放射性物質汚染指定廃棄物最終処分場の候補地指定反対」に関する看板です。矢板市から塩谷町に入った途端、10㍍くらいの間隔で乱立。「白紙撤回を」、「飲んでんだぞ荒川の水」、「御先祖もびっくり仰天 焼却・処分場 お盆が過ぎても帰れない」、「深呼吸できない」「星降る古里◯放射能降る古里×」、「環境省の省は反省の省 反省せー」、「東電のゴミは東電へ」。これが日光市に入るまで続きました。訴えたいという気持ちはとても伝わってきました。中にはとても心に刺さる標語もありました。新聞や動画サイトでまちの現状を調べるキッカケになりました。看板の多さは住民の方々の不安を表しているのでしょう。このまま処分場が建設されてしまうと、観光客を魅了してきた環境も破壊されてしまいます。しかし、これだけまちが看板で埋め尽くされてしまっては、観光客は困惑してしまうでしょう。せっかくの楽しい高原ドライブも意味合いが変わってきてしまいます。ほかに方法はないのでしょうか。問題が早期解決されることを祈ります。





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「私のまちは何もないよ」

自己紹介でよく聞くセリフです。
大学時代、この言葉に違和感を覚えたことを

きっかけに12年かけて日本を踏破。

すべてのまちに魅力があるはずだし、

すべての人がまちに誇りを持ってほしい。
知らないまちを知ったり訪れるキッカケをつくり、
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