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5000円台2時間で行ける!伊豆諸島にはなにがある?なぜ東京なのに伊豆?

  • 執筆者の写真: うらのりょうた
    うらのりょうた
  • 10月11日
  • 読了時間: 4分

更新日:10月11日

東京都心から伊豆諸島へ向かう航路は主に2種類あります。伊豆大島などを経て神津島へと続く航路と、三宅島と御蔵島を経由して八丈島へ続く航路です。


今回は都心から気軽に行ける「伊豆大島航路」をご紹介します。

東京都大島町(おおしままち)三原山

大島はいいぞ!都心から気軽に行くことができ、手軽に非日常を体験することができます。大型客船なら5000円代で行くことができます。また、ジェット船なら2時間ほどで行くことができます。


大型客船の出発は夜。まずは甲板で夜景を楽しむことができ、これだけでも満足感が得られます。スカイツリー、東京タワー、高層ビル群、レインボーブリッジ。甲板は青いイルミネーションのようなもので彩られています。「夜景綺麗」「映画みたい」「世界って凄い」そんな声が聞こえてきます。スミノフを決めて夜風を浴びる輩も。


船内では「カップラーメン食べたい」の声が多く、高揚感が充満しています。船の上で食べるカップラーメンは都心のコンビニで食べるラーメンより美味しく感じられます。


船は7階建てで、まるでビルのよう。シャワーもレストランもあります。でも、レストランは割とガラガラ。夜食と朝食、酒類くらいは事前に買い込んでる人が多いです。


2等客室は椅子タイプと雑魚寝タイプの2種類。椅子タイプはカップルの姿も。狭い浦賀水道は法令で50㍍を超える船舶は時速12ノットで航行しなくてはならないのでゆっくりと船旅は始まります。


伊豆大島のシンボルは最高峰である火山、三原山(みはらやま)。直近では1986年に大規模な噴火があり、観光客を含む1万226人が全島避難しています。

東京都利島村(としまむら)ツバキ

4.04平方㌔㍍と伊豆諸島の中で最も小さく、平地も限られる島です。伊豆諸島の特産品であるツバキが島中に咲き、緑の8割近くを占めています。あくまでウィキペディアの情報ですが、「特段見どころは無く、伊豆諸島の中で、産業としての観光に依存する意識がもっとも希薄な島」とされています。


この日は6:35に入港予定も6:25に入港。そして、6:40出港予定なのに6:30にはタラップが外され、6:35に出港してしまいました。5分もの早発。電車では遅延よりも避けるべき行為とされていますが、フェリーは良いのでしょうか。

東京都新島村(にいじまむら)くさや

新島(にいじま)と式根島(しきねじま)からなります。


新島港は伊豆大島航路の中でも大きい規模に見えます。新島は形が凹のようで面白い。港の奥には式根島の姿も。


伊豆諸島の特産品であるくさやの主な産地であり、くさやの加工団地が形成されています。くさやは炙ると、あっという間に刺激臭が充満しますが、旨味が凝縮されており最高の美味です(納豆とかと同じ類)。


新島の羽伏浦(はぶしうら)はサーファーの聖地となっておりサーファーの姿も多く見られました。海がとても綺麗です。


離島なのに?「警視庁」と書かれた立派なクラウンも。


船内では「あと5名、降りられる方、下船口に」とアナウンスがあったので、乗降人数を事前に把握しているのかもしれません。ここもやはり予定時間の4分前には出港してしまいました。


式根島は松島を思わせる木々が生えています。

東京都神津島村(こうづしまむら)星空

伊豆大島航路の終点は遥か昔、神々が集ったという、美しく神秘的な島。外洋なので近づくと船の揺れも強くなります。


島のシンボルは最高峰である火山、天上山(てんじょうさん)でトレッキング目当ての観光客も多いです。


都心から離れており空気汚染も少ないことかや、環境省調査によると、東日本一光害の影響が小さい地域とされています。


「盛若」など島焼酎の醸造もさかん。


「ゲストハウスてらまち」さんにお世話になりました。


あとは、伊豆諸島の名物グルメである「べっこう」は絶品なので是非一度食べてみてください!

伊豆諸島が静岡県ではなく東京都である理由

ちなみに、伊豆諸島が静岡県ではなく東京都である理由。それは江戸時代から距離的に近い静岡県よりも、経済面で東京と関係が深かったからです。


1868年の明治維新で韮山県、71年には神奈川県西部と伊豆半島に当たる場所に置かれた足柄県の一部となり、76年に新たに誕生した静岡県に編入されました。廃藩置県にともなう混乱は全国で起こっていました。


伊豆諸島では東京編入を望む声が強く、静岡県としても、東京と伊豆諸島の商取引などでのトラブル仲介が大きな負担に。こうした経緯から78年に伊豆諸島は東京に移管されました。


【参考文献】

伊豆半島は静岡県、なぜ伊豆諸島は東京都なのか…日本から切り離され「独立」していた時期も(読売新聞)

コメント


日本1718景とは

「私のまちは何もないよ」

自己紹介でよく聞くセリフです。
大学時代、この言葉に違和感を覚えたことを

きっかけに12年かけて日本を踏破。

すべてのまちに魅力があるはずだし、

すべての人がまちに誇りを持ってほしい。
知らないまちを知ったり訪れるキッカケをつくり、
日本の津々浦々が盛りあがるようにー

そんな願いから、このサイトができました。

 

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